バイエルン相手に互角の戦い X・アロンソの攻撃的スタイル浸透するレヴァークーゼンも優勝候補の一角に?

バイエルンと引き分けたレヴァークーゼン photo/Getty Images

バイエルン相手に勝つチャンスがあった

15日に行われたブンデスリーガ第4節、バイエルンVSレヴァークーゼンの一戦は非常にハイレベルな戦いだった。

結果は2-2のドローだったが、どちらにも勝つチャンスがあるゲームだった。何より面白いのはシャビ・アロンソ率いるレヴァークーゼンのサッカーだ。

この日も絶対王者バイエルンに怯むことなく、高いラインを維持しながら自分たちのサッカーにこだわっていた。DFヨナタン・ター、エドモン・タプソバ、オディロン・コスヌのセンターバック3枚がバイエルンの縦パスを次々に潰し、攻撃では新加入の大型FWヴィクター・ボニフェイスやテクニシャンのMFフロリアン・ヴィルツらを中心にバイエルンを翻弄。レヴァークーゼンがゲームを支配している時間帯もあり、アロンソが植え付けているサッカーは非常にレベルが高い。
ブンデスリーガ公式は、この戦いぶりからレヴァークーゼンも今季の優勝候補に含めるべきとの見方を示している。

バイエルン戦に限らず、今季のレヴァークーゼンは開幕から厳しい相手を潰してきた。開幕節ではライプツィヒを3-2で撃破し、続く第2節ではボルシアMG相手に3-0で快勝。特にライプツィヒは豊富なタレントを抱える好チームで、この直接対決に勝利したのは大きい。

第3節では格下のダルムシュタットを5-1で粉砕しており、レヴァークーゼンは4試合を消化して負けなしだ。

今夏には攻撃の中心だったFWムサ・ディアビをアストン・ヴィラに売却したのだが、代わりにFWボニフェイス、アーセナルからMFグラニト・ジャカ、ブンデスリーガをよく知るFWヨナス・ホフマン、攻撃的な左サイドバックのアレハンドロ・グリマルドらを補強。この新戦力も当たっている。

開幕からライプツィヒ、ボルシアMG、バイエルンと戦う厳しいスケジュールを無敗で駆け抜けたレヴァークーゼンの実力は本物と見ていいのではないか。アロンソのスタイルも面白いものとなっており、レヴァークーゼンは見逃せない好チームに仕上がっている。

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