指揮官交代も問題なし オシムヘン、ロボツカ、アンギサら躍動の王者ナポリにセリエA連覇はある

ナポリは開幕2連勝スタート photo/Getty Images

開幕2試合のパフォーマンスは文句なし

昨季のセリエAを制したナポリは、今夏に指揮官ルチアーノ・スパレッティが退任。後任としてリュディ・ガルシアが就任することになり、この指揮官交代には不安もあった。

しかし、王者のスタートは上々だ。開幕節ではフロジノーネを3-1、第2節ではサッスオーロを2-0で撃破し、2連勝スタートを切っている。

伊『Calciomercato』もナポリの強さは健在と王者の戦いぶりを称える。指揮官は代わったが、チームのベースは昨季と同じだ。開幕戦では中盤にスタッド・ランスから加入したイェンス・カユステが入っていたが、ここは昨季もチームの軸だったスタニスラフ・ロボツカ、ピエトル・ジエリンスキ、アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサが今季も健在だ。この3センターのバランスは非常に安定している。
前線では昨季得点王のFWヴィクター・オシムヘンが開幕2試合で3ゴールと相変わらずの好調ぶりで、2シーズン連続の得点王も十分にあり得る。ウイングにはクヴィチャ・クワラツヘリアも戻ってきており、ジャコモ・ラスパドーリ、ジョバンニ・シメオネ、マッテオ・ポリターノら層も厚い。

センターバックのキム・ミンジェがバイエルンに移籍したのはダメージだが、開幕2試合の段階では守備面も安定している。何よりサッスオーロ戦では相手のシュートを6本、フロジノーネ戦では4本に抑えており、相手にシュートまで持ち込ませていない点は評価できる。

一方で攻撃面はフロジノーネ戦で19本のシュート、サッスオーロ戦では25本のシュートを放つなど相手を押し込んでいる。

まだ開幕したばかりではあるが、ナポリの連覇もあり得ない話ではない。それだけの戦力は揃っているはずで、スパレッティが築いたベースは強力だ。

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