“史上最少ゴールでの得点王” ブンデス最終節の見どころは優勝争いだけではない

得点ランキングトップのフュルクルク photo/Getty Images

気になる得点王争い

バイエルンが10連覇中のブンデスリーガだが、今シーズンは最終節まで優勝争いがもつれる大混戦となっている。ドルトムントがバイエルン一強時代に終止符を打つことができるかどうかに多くの注目が集まっている。

優勝争いもシーズン終盤の楽しみの一つであるが、独『kicker』が注目しているのは得点王争いだ。得点王争いはニクラス・フュルクルク(ブレーメン)が16ゴールで1位に立っており、ヴィンチェンツォ・グリフォ(フライブルク)、クリストファー・エンクンク(ライプツィヒ)、セルジュ・ニャブリ(バイエルン)、ランダル・コロ・ムアニ(フランクフルト)の4名が14ゴールとなっている。

最終節でこのまま順位が変わらずにシーズン終了となると、16ゴールでリーグ得点王ということになる。これはブンデスリーガ史上最もゴール数の少ない得点王になるという。過去を遡ると、1996年のフレディ・ボビッチ(VfBシュツットガルト)が17ゴールで得点王となり、1989年にはトーマス・アロフス(FCケルン)とローランド・ボールファルト(バイエルン・ミュンヘン)が17ゴールで得点王となっている。この記録が、最もゴールが少ない得点王という記録であった。今シーズンは、その記録を更新してしまうのかを、同紙は注目している。
ここ数年はロベルト・レヴァンドフスキが得点王を独占していたこともあり、彼が抜けた最初のシーズンの得点王に注目が集まっている。過去59シーズンあった中で、20ゴールを下回る得点王がいたシーズンは8シーズンしかないブンデスリーガ。不名誉な形で注目を集めることになった得点王争いだが、今シーズンは誰が獲得するのだろうか。

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