今季プレミアリーグで絶好調のブライトンは、育成とスカウティングの両面で高い評価を得ている。2021年に川崎フロンターレから引き抜いた日本代表FW三笘薫はその代表例で、移籍金は250万ポンドだった。今の活躍ぶりから考えれば大バーゲンだ。
だが、三笘以上の低コストで大活躍している者もいる。オランダ『Soccernews』が絶賛するのは、2020年にアヤックスからブライトンへ向かったDFジョエル・フェルトマン(31)だ。
右のサイドバック、センターバックをこなすフェルトマンは、僅か90万ポンドの移籍金でブライトンへ加入。三笘やMFモイセス・カイセド、アレクシス・マカリスターといった選手たちに比べて主役になる派手なプレイヤーではないが、サイドバックとセンターバックの両方に対応してくれるフェルトマンは貴重なDFだ。
EURO2020以降の招集はないが、オランダ代表でも28試合をこなしてきた実力者でもある。ブライトンでも3年で103試合に出場しており、これだけの実力派DFを90万ポンドで引き抜けたのは大きい。
同メディアによれば、現在はバルセロナが右サイドバックのバックアッパー候補としてフェルトマンをリストアップしているという。ここはジュール・クンデが構えているが、層を厚くするうえで最終ラインの複数ポジションをこなせるフェルトマンは魅力的だ。
またフェルトマンとブライトンの契約は今季限りとなっており、フリーでの獲得も狙える。ブライトンでのパフォーマンスから計算も立ちやすく、理想的なターゲットと言えそうだ。