FIFAワールドカップ・カタール大会を最後にルイ・ファン・ハールが退任し、ロナルド・クーマン体制でスタートしたオランダ代表。
しかし初陣となったEURO2024予選第1節ではフランス代表に0-4と手痛くやられてしまい、いきなり力の差を見せつけられる苦い始まりとなった。
27日に行われた第2節のジブラルタル戦ではきっちりと3-0で勝利を収めて勝ち点3をゲットしたのだが、実はこのジブラルタル戦でも批判を浴びているのだ。
このゲームは52分に相手MFリアム・ウォーカーが退場処分を受け、ジブラルタルは10人での戦いを強いられた。元よりオランダにとっては格下であり、圧倒しなければならない展開だ。
その通りオランダは87%のポゼッション率を保って攻め立て、何とこのゲームだけで52本ものシュートを放ったのだ。
だが、奪った得点は3点だ。52本のシュートのうち枠内に飛んだのは12本で、そのうち2ゴールを奪ったのはDFネイサン・アケだった。
FWボウト・ベグホルスト、シャビ・シモンズ、ドニエル・マレン、コーディ・ガクポらはネットを揺らせず、どこか快勝と呼びにくい内容となってしまった。
SNS上では「ムバッペなら6ゴールは決めてた」、「決定力がなさすぎる」、「52本で枠内12本は少ない」といった声が挙がっており、オランダのファンとしては物足りない結果だったか。1試合に52本シュートを打つのも珍しい光景だが、それだけに3ゴールは少なすぎと判断されたようだ。