レスター・シティのMFジェイムズ・マディソンにとっては待望の試合となった。27日に行われたEURO2024予選のウクライナ戦で、彼は約3年半ぶりにイングランド代表の一員としてプレイしている。
マディソンがフル代表デビューを飾ったのは2019年の11月。EURO2020予選のモンテネグロ戦に56分から途中出場していた。
しかしそれ以降彼はなかなか代表に招集されず、レスターでアピールする日々が続いた。昨年末に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会ではついに代表メンバーに選ばれることができたが、不運にも大会直前に負った怪我が影響し、1分もプレイすることができなかった。
そしてやってきたのが今回のウクライナ戦。マディソンは左ウイングのポジションで先発出場を果たすことができた。彼にとってはこれが代表2試合目であり、記念すべき初スタメンだ。
この試合で最も大きな輝きを放ったのは1ゴール1アシストを記録した右WGのFWブカヨ・サカだったが、マディソンも左サイドからウクライナDF陣に脅威を与えた。
英『BBC』によると、この試合で彼は5つのチャンスを作り出しており、これはイングランド代表初先発の選手としては2008年のアンドラ戦に出場したFWテオ・ウォルコット以来となる最多の記録だったようだ。
また同メディアによると、現役時代にブラックバーン・ローバーズなどで活躍し、プレミアリーグ得点王に輝いたこともあるクリス・サットン氏が今回のマディソンのパフォーマンスについて言及。「彼はもっと早くから先発するに値したと思うし、今日のパフォーマンスを見る限り、彼を外すことはできないだろう」と述べている。
ガレス・サウスゲイト監督もサットン氏と同じような感想を抱いたに違いないが、ここからマディソンの代表キャップ数はどれだけ伸びていくのか。