好調の要因の一つと言えそうだ。今季からローマでプレイするFWパウロ・ディバラはジョゼ・モウリーニョ監督の下でプレイすることを楽しんでいる。
7シーズン在籍したユヴェントスを契約満了で離れ、同じセリエAのローマへとやってきたディバラ。すぐさまレギュラーの地位を確立し、ここまで公式戦26試合に出場。12ゴール7アシストを記録する活躍で、チームの攻撃を牽引している。
そんなディバラは先日、スペイン『MARCA』のインタビューに応じており、「パウロがいると音楽(空気)が違う」と述べていたモウリーニョ監督についてこのように語っている。
「僕たちは向き合ったり、考えたり、話し合ったり、互いの考えを知るための良いコミュニケーションを取ることができている。あれだけ重要な選手たちを抱え、多くの勝利を収めてきた監督が僕のことをそう言ってくれるのは嬉しいことだ。モウは僕たちが試合をより有利に進められるよう配慮してくれるからとても助かっている」
「僕はここに来る前からジョゼと電話で話をしていた。僕は彼のコミュニケーションの取り方や、毎回のトレーニングや試合への向き合い方に好感を持った。その電話でローマに行くことを決意したんだ。世界最高の選手と一緒にプレイする機会が僕にはあったけど、今度は最高の監督の1人と一緒にプレイする選択肢ができた。僕はそれに惹かれたんだ。彼は勝者だからね」
「彼の立ち振舞や性格は、自分に何かを問いかけたり、トレーニングセッションを試合と見立てたりする際に大いに参考になる。彼はすべての試合を決勝戦として捉えている。ライバルや競争相手など関係ないユニークな生き方をしているから、とても共感できるんだ。僕も同じように考えているからね。その点で僕たちはとても似ているし、お互いに支え合っているよ」
まさに相思相愛と言えるディバラとモウリーニョ監督の関係。ディバラは10日に行われたヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦1stレグでも全2ゴールを生み出す活躍を見せており、モウリーニョ監督の信頼にしっかりと応えている。現在セリエAでも4位と好調のローマにおいて、この2人の強固な師弟関係は今後も大きな力となっていきそうだ。