チェルシーは今冬の大型補強も話題を呼んだが、昨夏のビッグディールも忘れてはならない。
昨夏にチェルシーが総額7500万ポンドの移籍金で獲得したDFウェズレイ・フォファナ(22)だ。
レスター・シティからやってきたフォファナだが、今季は開幕早々に膝を痛めて長期離脱してしまった。その間はベテランのチアゴ・シウバらを中心に最終ラインをまとめてきたが、ついに2月より復帰。
今月4日のプレミアリーグ第26節のリーズ・ユナイテッド戦では久々にフル出場を果たし、決勝点となるゴールも記録した。チームも1-0で勝利を収めており、フォファナにとっては大きな一歩と言える。
特に現在はチアゴ・シウバが離脱しているため、フォファナのコンディションが上がってきたのは大きい。まだフランスA代表でのプレイ経験はないが、世代別代表には選ばれてきた実力者であり、身体能力も高い。
今冬にはモナコからフランス人DFブノワ・バディアシルも獲得しているが、やはりフランスより出てくるセンターバックはレベルが高い。2人とも長くチェルシーを引っ張ってほしい逸材だ。
今回のウェストハム戦では2人揃って先発し、フォファナは空中戦勝率100%、デュエル勝利数7回と力強いパフォーマンスを披露。その能力に期待しているサポーターは多いはずだ(データは『Squawka』より)。
今冬にはチアゴ・シウバもクラブとの契約を1年延長しており、センターバックの陣容はなかなか厚い。ここは来季へ向けて期待できるエリアとなるはずで、フォファナにはA代表へ入っていくほどの活躍が求められている。