中盤に手を加えるべきとされてきたリヴァプールは、昨夏にユヴェントスからブラジル人MFアルトゥール・メロをレンタルで獲得した。
バルセロナ、ブラジル代表でもプレイしてきたアルトゥールは足下の技術が高く、中盤でリズムを作れる選手だ。しかし、リヴァプールでは256分間しかプレイ出来ていない。怪我の問題が続いており、25日にU-21カテゴリーのレスター・シティ戦で復帰したばかりなのだ。ここまでは戦力になれていない。
気になるのは今後の行き先だろう。伊『Corriere dello Sport』はリヴァプールがアルトゥールを欲していないと伝えているが、それは所属元のユヴェントスも同じだ。
最近は古巣のグレミオ、パルメイラスといった母国ブラジルのクラブが関心を示しているようで、26歳にしてブラジルへ戻る可能性が出てきている。
2018年にグレミオからバルセロナへ加入した際にはシャビ・エルナンデスとの比較もあったが、ユヴェントスでは横パスが多すぎるなど批判も浴びた。テクニックはあるが、得点に直結するプレイが少ないとの評価だ。
バルセロナ、ユヴェントス、リヴァプールとビッグクラブを渡り歩いてきたキャリアは派手だが、期待以上の結果は残せていない。怪我の不安もあり、欧州のビッグクラブで戦い続けるのは厳しいか。