昨夏の伊東純也に続き、半年遅れてヘンクから5大リーグに恐怖のアタッカーが乗り込んできた。
今冬にイングランドのサウサンプトンが獲得を決めたのは、ヘンクで活躍してきたナイジェリア代表FWポール・オヌアチュ(28)だ。
伊東とのコンビネーションが機能していたこともあり、オヌアチュは日本のサッカーファンの間でも有名な存在だろう。201cmものサイズを誇り、伊東のクロスからオヌアチュが仕留めるパターンはヘンク必殺技の1つだった。
伊東は昨夏にフランスのスタッド・ランスへ移籍することになったわけだが、オヌアチュもようやく5大リーグ入りだ。サウサンプトンはプレミアリーグで最下位に沈む苦しい状況にあるが、オヌアチュの獲得は非常に興味深い。
英『Squawka』はさっそくオヌアチュがヘンクで記録していた数字を振り返っているが、オヌアチュはヘンクにて通算114戦79ゴールと驚異的な数字を残している。97.1分に1ゴールのペースでネットを揺らしており、この得点力はプレミアでも通用するだろうか。
同時にサウサンプトンはフランスのレンヌからガーナ代表FWカマルディーン・スレマナの獲得もまとめており、スピードに乗った突破を得意とするスレマナとオヌアチュが繋がれば面白い。
オヌアチュは以前から5大リーグにチャレンジして欲しい選手と言われてきたが、28歳でようやくそのチャンスを掴んだ。サイズとパワーは十分すぎるほどプレミアで通用するはずで、サウサンプトンを降格の危機から救えるのか楽しみだ。