C・ロナウドすらトップ10圏外目前 E・フェルナンデスが8位入りの移籍金ランキングは新境地に突入

ベンフィカでのプレイは半年のみとなったエンソ・フェルナンデス photo/Getty Images

ビッグディールが成立した

年を経るごとに高騰しているサッカー界の移籍金事情。今冬の移籍市場でも大型契約が成立しており、ついにあのFWクリスティアーノ・ロナウドの移籍金額がベスト10圏外目前というところまでやってきている。
 
新オーナーの下、夏に大型補強を行ったチェルシーは冬の移籍市場でも大きな動きを見せた。FWミハイロ・ムドリクやDFブノワ・バディアシル、FWノニ・マドゥエケ、DFマロ・グストなどを新たにチームに加え、FWジョアン・フェリックスもローンで獲得。そして先日、移籍市場閉幕ギリギリというところで、FIFAワールドカップ・カタール大会で頭角を現した22歳のアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスを獲得することにも成功した。
 
彼を獲得するためにチェルシーが要した移籍金は1億700万ポンド(1億2100万ユーロ/約171億円)と言われており、これはプレミアリーグ史上最高額となる。英『Daily Mail』はこの移籍金が史上8番目に高額なものだと指摘しており、更新された移籍金ランキングのトップ10を紹介している。
 
1位、ネイマール(バルセロナ→パリ・サンジェルマン/1億9800万ポンド)
2位、キリアン・ムバッペ(モナコ→パリ・サンジェルマン/1億6600万ポンド)
3位、エデン・アザール(チェルシー→レアル・マドリード/1億5000万ポンド)
4位、フィリペ・ コウチーニョ(リヴァプール→バルセロナ/1億4500万ポンド)
5位、ウスマン・ デンベレ(ドルトムント→バルセロナ/1億3600万ポンド)
6位、ジョアン・フェリックス(ベンフィカ→アトレティコ・マドリード/1億1400万ポンド)
7位、アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード→バルセロナ/1億800万ポンド)
8位、エンソ・フェルナンデス(ベンフィカ→チェルシー/1億700万ポンド)
9位、ポール・ポグバ(ユヴェントス→マンチェスター・ユナイテッド/1億ポンド)
9位、ジャック・グリーリッシュ(アストン・ヴィラ→マンチェスター・シティ/1億ポンド)
9位、クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード→ユヴェントス/1億ポンド)
 
いくらワールドカップでベストヤングプレイヤー賞を受賞したとは言え、まだヨーロッパで半年しかプレイしていないE・フェルナンデスがここに割って入るというのは非常に興味深い。2008年にバロンドールを獲得したロナウドが2009年にマンUからレアルへと移籍した際には、移籍金が世界史上最高額の8000万ポンドだと話題になったが、それはもう遠い過去の話となってしまった。

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