リーガのタレントがプレミアに奪われている? イサク、カゼミロ、フェリックスらスペインが気にする才能流出

マンUはカゼミロ獲得に7000万ポンドも投じた photo/Getty Images

プレミアの資金力に驚きも

レンタルという形式ではあるが、今冬にFWジョアン・フェリックスがアトレティコ・マドリードからチェルシーへ移籍した。アトレティコでは苦戦気味なところもあったが、ポルトガル代表にも継続的に選ばれているヤングスターだ。今冬の市場でも注目を集める動きだったのは間違いない。

この動きに合わせ、スペイン『MARCA』が注目したのがプレミアリーグへの人材流出だ。ここ最近はリーガ・エスパニョーラのタレントがプレミアへ向かうケースが増えており、プレミアの資金力を感じさせる。

最近ではDFディエゴ・カルロス(セビージャ→アストン・ヴィラ)、FWアレクサンデル・イサク(レアル・ソシエダ→ニューカッスル)、DFペルビス・エストゥピニャン(ビジャレアル→ブライトン)、カゼミロ(レアル・マドリード→マンチェスター・ユナイテッド)は代表的な動きだ。このうちカゼミロは7000万ポンド、イサクは6000万ポンドとされる移籍金で動いており、さすがはプレミアの資金力といったところか。
MFフィリペ・コウチーニョ(バルセロナ→アストン・ヴィラ)、FWマテウス・クーニャ(アトレティコ・マドリード→ウォルバーハンプトンへのレンタル)、FWピエール・エメリク・オバメヤン(バルセロナ→チェルシー)など、狙いを持った放出劇もある。すべてプレミア勢の思惑通りというわけではないが、リーガ→プレミアの動きが増えているのは気になるポイントだ。

リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイルといったスター選手もスペインを去っており、やはりリーグを盛り上げるにはスター選手が欲しい。最近はプレミア勢の動きが目立っているが、パワーバランスは変わっていくのか。

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