三笘の“ドリブル論”に海外メディアも注目! 「この物語は脚光を浴びるべき」

イングランドでも三笘のドリブルは健在だ photo/Getty Images

研究で理論を実践へと変化

激闘が繰り広げられたカタールW杯から早くも1カ月が経とうとしているが、日本サッカー界の話題はまだまだ尽きない。いま日本人サッカー選手で最も熱い男が三笘薫だ。

W杯でも“奇跡の1ミリ”などで注目を浴びた三笘。所属クラブのブライトンへ戻って以降も好調で、直近の公式戦3試合では2G1Aを記録している。彼の武器はなんといっても、ひとりで局面を打開できる「ドリブル」だ。独特の間合いと、爆発的なスピードでDFを一瞬のうちにちぎり、敵陣の最深部まで侵入する。屈強な選手たちが集うプレミアリーグでも違いを見せつけており、目の肥えたファンたちを唸らせている。

ただ、その武器も生まれ持った才能だけではなく、努力によるものも大きいに違いない。いまやスポーツに“科学”を取り入れることは当たり前かもしれないが、三笘は筑波大学時代に「サッカーの1対1場面における攻撃側の情報処理に関する研究」と題した卒業論文を執筆。小型カメラを頭につけてデータを取り、自身と他選手の目の動きの違いなどを研究したという。
この“ドリブル論”に米『FOX SPORTS』のメキシコ版や英『sky sports』の番組『SOCCER AM』が注目。同メディアらは「三笘はプロ契約を断り、大学へ進学。体育学などを学び、ドリブルに関する研究を行った」と伝えており、前者は「この物語は脚光を浴びるべき。この研究で理論を実践へと変化させ、ピッチでの質を向上させた」と綴っている。

いまの姿は、なるべくしてなったのかもしれない。今後も三笘のプレイから目が離せそうにない。

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