両WG、偽9番、10番、8番、6番どこでもお任せあれ B・シウバがワールドクラスの選手に成長した理由

複数のポジションでプレイできるベルナルド・シウバ photo/Getty images

シティ移籍後、さらに飛躍を遂げた

複数のポジションでプレイできるユーティリティ性はいつの時代も重宝されることになる選手の強みだ。ジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティはどの選手に対しても複数のポジションで起用してその選手の可能性を探る。

モナコからシティにやってきたポルトガル代表のベルナルド・シウバは当初右ウイングで起用されていたが、偽9番や左ウイング、インサイドハーフと様々なポジションでピッチに立ち、年々評価を高めている。英『Manchester Evening News』では複数のポジションでプレイすることのメリットについて話している。

「右ウイングとして先発したこともあるし、偽9番、10番、8番、6番としてプレイしたこともある。だから右ウイングにいる時はMFがどこにいてほしいか、6番がどこにいて助けてほしいか、分かるんだ。ゲームを理解することで、僕はかなり変わったと思う」
「例えば右ウイングのプレッシングやビルドアップの方法、攻撃時にスペースを作るにはどうすればいいか分かるようになった。多くのポジションでプレイすることで、チームメイトが何を求めているのか理解し、より良いプレイをすることができるようになったんだ」

B・シウバが今ほどの評価を受けたのは、複数のポジションで起用されてからだ。豊富な運動量を生かした献身的な守備、小柄だが簡単に倒れない推進力のあるドリブル、アタッキングサードでは狭いエリアを打開するテクニックとアイデアで輝く。GKとCB以外のポジションならどこでも活躍する選手に成長している。

ちなみにB・シウバ本人は自身のベストポジションについて「ホールディングミッドフィルダーの隣」と答えている。8番、インサイドハーフと呼ばれるポジションであり、確かにその位置で起用されるとより活躍している印象だ。

イングランド代表としてFIFAワールドカップ・カタール大会に出場しているフィル・フォーデンもB・シウバと同様に複数のポジションで起用されている。年々そのパフォーマンスは上がっており、その要因はペップの起用法にありそうだ。

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