打ち抜いたミドルで先制点を決めた“川崎の14番” 王座奪還へ司令塔がチームの中心となる

脇坂が攻撃を司る photo/Getty Images

先制点を決めた脇坂

川崎フロンターレはJ1第34節でFC東京と対戦。優勝の可能性を残して3-2と勝利するものの、横浜F・マリノスも勝利したことで逆転優勝することはできず。3連覇の夢は潰えた。

そんな川崎で貴重な先制ゴールを決めた男が今季から背番号「14」を背負って1年間を戦い抜いた脇坂泰斗である。この試合でもインサイドハーフで先発した脇坂は、正確なパスで中盤を支配する。そして優勝への望みをつなぐ強烈な一撃を突き刺した。

0-0で迎えた19分、左サイドからマルシーニョが粘って中央へとパスを送ると、ボールを受けた脇坂は迷わずに右足を振り抜く。ヤクブ・スウォビィクの伸ばした手も届かないポスト右を冷静に打ち抜いたミドルシュートは、川崎を大いに盛り上げ勢いづかせる得点となった。
しかし最終的には2位でシーズンが終了。今季から14番を引き継ぎ、川崎の司令塔として戦った男はJ1で32試合5得点10アシストを記録するなど、高い存在感を発揮し、ゴールアシストともにキャリアハイと川崎の攻撃陣をけん引した。来季は王座奪還の年になる。14番を中心に横浜FMの背中を追う川崎に期待だ。

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