右SBはダロトに依存している状態のマンU
MFクリスティアン・エリクセンやDFリサンドロ・マルティネス、MFカゼミロなど、多くの新加入選手が主力として活躍している今季のマンチェスター・ユナイテッド。しかし、補強に失敗した右サイドバックのポジションはDFディオゴ・ダロトが出ずっぱりという状況であり、彼らは1月の新戦力獲得を検討しているようだ。
ポジション争いのライバルであるDFアーロン・ワン・ビサカが負傷離脱中ということもあり、今季はフル稼働が続いているダロト。彼はフィールドプレイヤーで唯一、ここまでの公式戦17試合全てで先発出場を果たしている。
一方のワン・ビサカは、まだメンバーに入っていたシーズン開幕後の数試合でもほとんど起用されておらず、彼がどれだけ戦力として計算されているのかは怪しいところ。エリック・テン・ハーグ監督はワン・ビサカの不在時にDFタイレル・マラシアやDFヴィクトル・リンデロフを右SBで試しているが、下手をすれば、彼らの方が右SBとしての序列が上かもしれない。
こういった事情を踏まえれば、ワン・ビサカ以外にもダロトのバックアッパーを務められる選手が必要なことは明白であり、英『The Sun』によれば、マンUは長期に渡って関心を示していたノリッジ・シティのDFマックス・アーロンズの1月の獲得を検討しているという。
アーロンズは9月末の代表ウィークをU-21イングランド代表の一員として戦っているが、彼が右SBで先発出場したU-21ドイツ代表戦では、8クラブが彼のスカウトに動いたという。マンUもそのうちの1クラブだと同メディアは伝えており、彼の獲得に要する移籍金が1000万ポンド(約17億円)ほどであること、バイエル・レヴァークーゼンのDFジェレミー・フリンポンも獲得候補にあがっていることが併せて報じられている。
アーロンズとフリンポンは両者共に20代前半の将来有望な若手であり、特にアーロンズはプレミアリーグ経験が2シーズンあることも魅力的。他クラブとの争奪戦が予想されるが、マンUはいずれかの選手と契約を結ぶことができるのか。