今季ここまで出番は“5分”だけ…… レアル2番手FWになれぬ男はどこへ行く

レアルで出番が増えないマリアーノ・ディアス photo/Getty Images

レアルでは影が薄いままに

今季のレアル・マドリードは序盤からFWカリム・ベンゼマが負傷離脱してしまうアクシデントがあり、早くもプランBが試されることになった。開幕前よりエデン・アザールの0トップ案などいくつかのアイディアがあったが、若手FWロドリゴ・ゴエスが成長。ロドリゴ、ヴィニシウス・ジュニオール、フェデリコ・バルベルデの3人で構成する前線がプランBとなりそうだ。

そんな中、忘れられているのがFWマリアーノ・ディアスだ。来夏までレアルとの契約を残す29歳のマリアーノは、ベンゼマが離脱した今も出番が増えずにいる。ベンチには座っているのだが、今季のプレイタイムはチャンピオンズリーグのライプツィヒ戦で与えられた5分間のみだ。

リヨンでのプレイを経てレアルへ戻ってきた2018年より、マリアーノは4年間で1772分間しか出番をもらっていない。その間の得点数は7点のみで、センターフォワードとしてはかなり寂しい数字だ。2020年3月のバルセロナ戦で出場1分後にゴールを決めるなど意外性ある面白いストライカーなのは確かだが、レアルの壁は厚すぎる。
今夏には同じくベンゼマに次ぐ2番手の座を争っていたルカ・ヨビッチがフィオレンティーナへ移籍し、苦しみながらも出番はもらっている。ベンゼマの圧倒的存在感やロドリゴの成長等を考えれば今夏の退団がベストな選択肢だったはずで、ひとまずヨビッチは出番をもらうことには成功している。

マリアーノは来年8月で30歳を迎える。レアルでは影の薄い時間が続いてしまっているが、主力として輝ける場所はあるのか。難しい時間が続いている。

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