旗手と中盤を形成する“180万ユーロ”の新星はデンマーク代表に入りたい 突如出てきた大型MFの挑戦

セルティックでプレイするオライリー photo/Getty Images

チームNo.1のチャンスメイカーへ

セルティックの中盤ではワールドカップ出場へ懸命のアピールを続ける日本代表MF旗手怜央の奮闘が目立っているが、ワールドカップ出場を望んでいるMFがもう一人いる。旗手と一緒に中盤に入る21歳のデンマーク人MFマット・オライリーである。

2人は中盤で指揮官アンジェ・ポステコグルーの信頼をがっちりと掴んでおり、オライリーは今季リーグ戦で早くも5アシストを記録。チャンスメイク数もチームトップの18回を記録するなど、オライリーの創造性もセルティックに欠かせないものだ。

オライリーがセルティックに加入したのは、旗手らと同じく今冬のことだ。イングランドのMKドンズでプレイしていたオライリーを180万ユーロで引き抜いたわけだが、この目利きも見事というしかない。オライリーの獲得も大ヒットだ。
オライリーはイングランドの世代別代表も経験しているが、今年に入ってU-21デンマーク代表に選出された。そこで4試合をこなしており、本人もA代表に滑り込んでカタールへ向かうシナリオを僅かに期待しているようだ。

「A代表招集があればと願うけど、今それが起きなくてもOKだよ。個人的に代表へ入るだけの力はあると思うけど、デンマークには優れた選手が多く揃っているからね。最近のフランス戦やクロアチア戦も見たけど、デンマークは非常に上手くプレイしていた。こっちの友人の中には、デンマークにワールドカップを制するチャンスがあると言う人もいる。それを言われると、デンマークの人間としては非常に興奮するね」(英『Glasgow Times』より)。

オライリーはこのように語っており、確かにEURO2020でベスト4にも入った今のデンマークは強い。中盤にはクリスティアン・エリクセン、ピエール・エミール・ホイビュルク、トーマス・デラネイなど経験豊富な実力者が多い。EUROでも主力だった彼らを追い抜くのは簡単ではない。

それでもセルティックでの活躍を見れば、187cmのサイズを誇るオライリーにもチャンスはあるはず。念願のA代表入りは叶うのか、懸命なアピールは続く。

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