今季もチャンピオンズリーグの戦いが始まった。優勝予想も楽しいが、欧州最高峰の舞台で一気に評価を上げるかもしれない若手選手たちにもスポットを当てたい。
1.ノア・オカフォー(ザルツブルク/FW/22歳)
まずさっそく結果を残した選手では、ザルツブルク所属のスイス代表FWノア・オカフォー(22)だ。ザルツブルクからは毎シーズンのように優秀な点取り屋が出てくるが、185cmのオカフォーもその流れを継いでいる。今季国内リーグでは早くも4ゴールを奪っており、チャンピオンズリーグでは6日のグループステージ第1節ミラン戦で得点を記録。チームもセリエA王者相手に1-1で引き分けた。今季も見逃せないチームである。
また英『Daily Mail』は、同じザルツブルクからアーリング・ハーランドとの比較もある19歳の大型FWベンヤミン・シェシュの名前も挙げている。ミラン戦はベンチスタートだったが、スロベニア代表のシェシュコもすでにビッグクラブが目をつけている逸材だ。195cmとサイズもあり、ハーランド化が期待されている。昨季はチャンピオンズリーグで1ゴール奪っており、今季はそれ以上の爪痕を残したい。
また対戦したミランでは、チームのエースとなったポルトガル代表FWラファエル・レオンに注目だ。セリエAでの活躍は説明不要だが、次なる舞台はチャンピオンズリーグだ。ここでチームを勝利へ導いてこそ真の一流アタッカーとなれる。
2.ミハイロ・ムドリク(シャフタール・ドネツク/FW/21歳)
ウクライナのネイマールとまで呼ばれるムドリクも、6日のグループステージ第1節から結果を出してみせた。相手は格上に思えたライプツィヒだったが、シャフタールはムドリクのゴールもあって4-1と快勝。ムドリクは独特なリズムを持つウイングアタッカーで、ウクライナ代表メンバーでもある。ライプツィヒ戦ではアシストも記録しており、今大会で評価を上げてビッグクラブ移籍へ繋げたい。
3.ファビオ・ミレッティ(ユヴェントス/MF/19歳)
英『Daily Mail』は若きイタリア人MFミレッティのことを「イタリアのデ・ブライネ」と呼んでおり、指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは今季開幕からミレッティに出番を与えてきた。ユヴェントスは中盤の要となるはずだったポール・ポグバが負傷離脱しており、ミレッティにとってチャンスなのは間違いない。グループステージ初戦のパリ・サンジェルマン戦は45分のみで交代となってしまったが、これも良い経験にはなっただろう。
U-21イタリア代表にも選ばれているミレッティはA代表でも主力になってほしい逸材で、前半戦のうちにどこまでアッレグリにアピールできるか楽しみだ。