板倉はCBとボランチ、久保はトップ下でソシエダデビュー 新天地求めたサムライがPSMで激突

板倉滉と久保建英の日本人対決となった photo/Getty images

日本人対決となった

23日に久保建英所属のレアル・ソシエダ対板倉滉が所属するボルシアMGの一戦が行われた。結果は1-1の引き分けとなり、久保は後半から板倉は先発での出番となった。

スタートからピッチに立った板倉は[3-4-3]の3バックの右での先発となった。元ノリッジのダニエル・ファルケは後方からつなぐビルドアップをチームに求めており、最終ラインの板倉は積極的にボールに関わるシーンが見られた。

すると42分、最終ラインでボールを持った板倉は推進力のあるドリブルを武器に一気に2人をかわして縦パスを供給。板倉が相手の前掛かりになったハイプレスを外したことで前線には広大なスペースが生まれており、ボックス内で受けたマルクス・テュラムが倒され、PKを獲得。キッカーのラミ・ベンセバイニが落ち着いて決め、ボルシアMGが先制に成功している。このゴールは板倉のドリブルから始まっており、起点を作ることに成功した。
対する久保は後半からダビド・シルバに代わってトップ下に投入された。これがソシエダでのデビュー戦となった久保は攻撃的なポジションで躍動した。

ビッグチャンスを迎えたのは78分だ。味方とのショートパスでの連携から右サイドを突破し、ボックス内でGKと一対一の場面を作る。残念ながら名手ヤン・ゾマーをかわしてシュートを放つことはできなかったが、動き出しとパスの2つを駆使してビッグチャンスを作り出した。

これがデビュー戦となった久保だが、味方との連携は上々で、欲しい場面では味方からパスが出てくる。マジョルカ時代に散見された単独で突破を強いられるシーンも少なく、初戦とは思えない充実したゲームとなった。

板倉はセンターバックとボランチで、久保はトップ下での出場となったこの一戦。互いにチームでは高い評価を得ているのか出場機会を与えられており、開幕戦が非常に楽しみだ。

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