今季16試合で10ゴールを挙げている上田綺世が未だ起用されず 国内最強ストライカーはなぜ使われない?

Jリーグでは存在感を発揮するも日本代表では影の薄い上田綺世 photo/Getty images

ブラジル戦で見たかった選手の一人だ

6月のテストゲームを2戦終え、現状1勝1敗の日本代表。パラグアイ戦では攻撃力、ブラジル戦では守備力が試されており、収穫のある親善試合だったといえる。残りは10日にガーナ戦、14日にはチリ、もしくはチュニジアとの対戦を控えており、勝利で6月の代表戦を終えたい。

そんな日本代表だが、まだ上田綺世が起用されていない。コンディションに問題がある可能性はあるが、今季鹿島アントラーズでリーグ戦16試合10ゴールを決めているストライカーで、国内では最も勢いのある選手だ。ここまでの代表戦でのセンターフォワードは浅野拓磨、古橋亨梧、前田大然の3人が起用されており、まだ上田は1秒もピッチに立っていない。上田のボックス内での強さは代表でもトップクラスであり、枠内シュート数ゼロに終わったブラジル戦では見たい戦力であったが、このゲームでもパラグアイ戦同様に終盤には前田が起用されている。

上田ではなく前田が起用されたのは前田のスピードに期待したのだろう。前田、浅野、古橋の共通点はそのスピードであり、特に前田のスプリント力は素晴らしい。プレスで相手のビルドアップにプレッシャーをかけられる選手で、ブラジル戦でもアリソン・ベッカーに積極的なプレスを見せていた。残念ながらそこでボールを奪うことはできなかったが、守備でのスプリントで得点の匂いをさせられるのは上田ではなく前田だ。またカウンターでもスピードは重要であり、森保監督が重視するのも分かる。

だが上田の得点力は貴重であり、残りの2試合では起用を期待したい。ブラジル戦では確かに古橋と前田のスピードは相手の脅威になっていたが、枠内にシュートを打てていない。日本全体での攻撃力不足もあったが、上田はシュートレンジが広く遠くからでも積極的に枠内にシュートを打つことができる選手だ。しかも際どいコースに制御することも可能であり、前線で収められる鎌田が近くにいれば攻撃での期待感は生まれる。

パラグアイ戦、ブラジル戦でベンチ入りするも、未だ出場機会を与えられていない上田。テストゲームは2試合残っており、彼にチャンスは回ってくるのだろうか。

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