名古屋の攻撃をけん引するドリブラー マテウスの躍動が得点量産のカギ

マテウスの突破からチャンスを作る photo/Getty Images

京都戦で2得点2アシストを記録した

名古屋グランパスがルヴァンカップのプレイオフステージで京都サンガFCと対戦し、第1戦を6-1と圧勝した。この試合において攻撃の中心となった男がマテウス・カストロだ。

本職はサイドハーフのマテウスだが、今試合ではFWでの起用となった。すると15分には自身のテクニックからドリブルで打開し、最後は稲垣祥のゴールをアシストして先制点を創出する。さらに49分にも稲垣のゴールをアシストを決めると73分、81分と自らもゴールを決め、2得点2アシストの活躍でチームの大勝に大きく貢献した。

酒井宣福と2トップのような形で最前線を務めたマテウス。自身の持ち味であるスピードとテクニックを生かした積極的な仕掛けを見せ、前半で退場者を出した京都を圧倒し、持ち前のスタミナで90分走り切って実力を発揮している。
今季はJ1で16試合に出場して3ゴール4アシストを記録。名古屋のリーグ総得点「14」と迫力のある攻撃は見せることができていないものの、マテウスはチームの得点数の半分に関与している。彼のドリブルがカウンターの起点となることは多く、長谷川健太監督のスタイルに欠かせないピースであることは間違いない。マテウスが起点となれば、6ゴールを奪えることを証明した今試合。後半戦にチーム全体として得点を量産するには、彼の爆発が必要だ。

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