先発は全体の“46.3%”のみ…… 得点数が下がり続けるネイマールのPSG5年間をどう評価する

2017年からPSGでプレイするネイマール photo/Getty Images

怪我続きで稼働率は決して高くない

今夏には移籍の噂も挙がっているが、2017年にバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍したFWネイマールの5年間をどう評価すべきだろうか。

ネイマールは2億2200万ユーロもの移籍金でパリに加わっており、チームには王様として迎え入れられた。ネイマール中心のチームとして動き始めたわけだが、その評価は難しい。

まず1つは怪我による離脱が目立つ。加入以降ネイマールはリーグ戦合計190試合に出場可能だったが、そのうち先発出場したのは88試合。割合にすると46.3%となり、先発率は半分を切っている。今季も怪我で離脱していた期間があり、稼働率は期待はずれと言われても仕方がないか。
また、シーズン得点数は年々落ちている。加入初年度は全コンペティション合わせて28ゴールを奪ったが、続く2018-19シーズンは23ゴール、2019-20シーズンは19ゴール、2020-21シーズンは17ゴール、今季は13ゴールと、得点数はマイナスが続いているのだ。怪我があったとはいえ、今季の13ゴールも納得できる数字ではないだろう。

今年の2月には30歳を迎えており、若い頃以上にコンディション調整を大事にする必要がある。最近の怪我の多さを考えると、きっちりとコンディションを調整しておかなければキャリアが短くなってしまう恐れもある。

ネイマール1人の責任ではないが、まだクラブが悲願とするチャンピオンズリーグ制覇は成し遂げていない。ネイマールの中でもパリでのチャンピオンズリーグ制覇&バロンドール獲得のイメージはあったはずだが、現状そのダブルが実現する可能性は低いか。

パリでの通算成績は144戦140ゴール60アシストと決して悪いものではないが、このネイマールの5年をどう評価するか

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