日本戦でスペイン“2人の至宝”とガチンコ対決が見てみたいが…… 怪我続く天才コンビの不安

スペイン代表の将来を背負うペドリ photo/Getty Images

バルセロナで輝く2つの真珠

今年のワールドカップ・カタール大会にて日本代表とグループステージ最終戦で激突するスペイン代表では、世界を震撼させる特大の才能を持つ若手タレントたちが話題の中心だ。

最近ではバルセロナMFペドリのクオリティに世界が茫然としているが、とにかく怖いのが怪我だ。ペドリは今月14日のヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグのフランクフルト戦でハムストリングに重傷を負ってしまい、長期離脱が心配されている。

ペドリは今季前半戦もハムストリングを傷めて離脱しており、昨夏の東京五輪参加も合わせ忙しすぎるところがある。19歳と若いものの、疲労はかなり溜まっていたはず。筋肉系の故障は癖になることもあり、スペインサッカー界全体でペドリの才能を守っていくべきだろう。
そしてもう1人。バルセロナにて同じ19歳のスペイン代表FWアンス・ファティが怪我に悩まされているのも気がかりだ。最近でこそペドリの才能が話題になっていたが、ファティの才能も相当なレベルにある。リオネル・メッシの後継者候補と期待される実力者で、スペイン代表でもエースになれる逸材だ。

しかし、ファティはペドリ以上に負傷が多い。昨季も開幕から絶好調だったが、2020年11月に大怪我を負って長期離脱を余儀なくされた。1年後の昨年9月には復帰したが、またすぐに負傷。ハムストリングを傷めて再離脱となり、現在も離脱は続いている。

ファティも負傷が癖にならなければいいが…… photo/Getty Images

今年1月には手術する可能性も報じられたが、結局手術は見送りに。保存療法にトライすることになったが、スペイン『SPORT』は手術するか否かの判断を巡り、ファティがメディカルスタッフの対応に満足していなかったと伝えている。度重なる負傷で焦りもあるだろう。

現在は復帰が近づいているものの、クラブは慎重に復帰プランを進めている。負傷が連続しているのは気がかりで、長い目で育てていくべきだろう。

何よりファティは19歳の若さで、リーガ・エスパニョーラでは早くも14ゴールを奪っている。合計プレイタイムは1672分となっているため、119.4分のペースでネットを揺らしていたことになる。これで19歳というのだから、その才能はとてつもない。

日本にとってスペインは強烈すぎる相手だが、ペドリとファティにも元気な姿を見せてほしい。万全なスペインと戦いたいところで、世界が代表とバルセロナでの19歳天才コンビ完成を願っている。

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