CL制覇へPSGに求められる攻守のバランス 「カウンターの対応は時々悪くなっている」

PSGの守備を統率するマルキーニョス photo/Getty Images

国内リーグでは躓く場面も

2月に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでレアル・マドリードを1-0と撃破したパリ・サンジェルマンは、9日に迫る2ndレグでどのような戦いを見せるのか。

1stレグはホームでレアルを押し込んだが、当然アウェイの2ndレグは展開も変わるだろう。レアルもこのまま終わるはずはなく、よりオープンな戦いになるかもしれない。パリに求められるのは、攻守のバランスだ。

今季のパリはリオネル・メッシを加えており、前線ではキリアン・ムバッペ、ネイマール、メッシの超攻撃的トリオを構成できる。しかし、彼ら3枚を並べることで守備のバランスが乱れるとの指摘はある。チャンピオンズリーグを制するには、この部分で上手くバランスを取る必要がある。
仏『RMC Sport』によると、チームを最終ラインから束ねるマルキーニョスもこの部分を非常に重要視している。

「状況にはよるね。当然DFを10人ピッチに並べれば守備は簡単になるけど、攻撃は物足りなくなる。バランスが重要なんだ。僕たちは豪華な攻撃の武器を備えている。レアルに対してはバランスを上手く見つけられていたね。時には機能するし、時には上手くいかないものだ。リーグ・アンではたいてい僕たちがボールを支配するけど、カウンターの対応は時々悪くなっている。ここの細かいところは修正しないとね」

2ndレグではリードを守りつつ、追加点を狙っていく戦いが求められる。すべての試合を攻撃でねじ伏せるのもいいが、そう上手くはいかないものだ。時には我慢の時間もやってくる。

レアルの猛攻も予想されるが、パリはチーム全体でバランスを取っていけるのか。2ndレグは今後の戦い方へ重要なテストにもなるだろう。

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