新・黄金世代イングランド代表の“最強”は2026年? 楽しみすぎる5年後の姿

マンUで才能発揮するグリーンウッド photo/Getty Images

完成の時は5年後か

EURO2020で準優勝の成績を残し、来年のワールドカップ ・カタール大会でも優勝候補の一角に挙げられるイングランド代表。

しかし、イングランドが完成の時を迎えるのは2026年のワールドカップなのかもしれない。

例えばGKではジョーダン・ピックフォードが守護神を務めているが、5年後にはアーセナルのアーロン・ラムズデールが28歳、マンチェスター・ユナイテッドのディーン・ヘンダーソンが29歳になっている。GKの年齢としてはピークだろう。
英『FourFourTwo』は今より守護神争いはハイレベルになっているはずと期待しており、GKのレベルも5年後の方が上か。

センターバックでは今夏にアーセナルへステップアップしたベン・ホワイト、チェルシーを離れてクリスタル・パレスへ向かったマーク・グエーイが大きく成長するのではと期待されている。

EUROを戦ったハリー・マグワイアは5年後に33歳、ジョン・ストーンズは32歳となっており、2人もまだプレイできるだろう。しかし、27歳になっているホワイトやトッテナムのジェイフェス・タンガンガ、26歳になるグエーイ、29歳になっているリヴァプールDFジョー・ゴメスらが成長してくれれば層は一気に厚くなる。

豪華なサイドバックもリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドが28歳、チェルシーのリース・ジェイムズが27歳、ベン・チルウェルが29歳と、理想的な年齢に入ってくる。

5年後のフォーデンも楽しみ photo/Getty Images

今の若手は5年後にどこまで伸びるか

中盤はEUROでも活躍したウェストハムMFデクラン・ライスが全盛期になっているはずで、ドルトムントのジュード・ベリンガムは5年後でもまだ23歳だ。今の成長スピードを考えれば、5年後のベリンガムは世界最高峰のセントラルMFになっている可能性がある。ここも5年後の方が強力か。

ウイングも人材豊富だ。ラヒーム・スターリングは31歳の5年後もトップレベルを維持できるはずで、25歳になるアーセナルFWブカヨ・サカ、26歳になるマンUのジェイドン・サンチョ、さらにはチェルシーのカラム・ハドソン・オドイもこの頃までにはA代表に入っていてほしい。

PSVで注目される24歳のFWノニ・マドゥエケ、リヴァプールMFハーヴェイ・エリオットは23歳になっており、このレフティー2枚も興味深い選択肢になるはずだ。

攻撃的MFではマンチェスター・シティのフィル・フォーデン、チェルシーのメイソン・マウントが今よりも成長しているはずで、中盤のリーダーになっていることが期待される。それこそフォーデンは全盛期のダビド・シルバのような存在になっているかもしれない。

アーセナルで成長するエミール・スミス・ロウも5年後は26歳になっており、こちらも戦力となるはず。

最後にセンターフォワードだが、現エースのハリー・ケインは5年後に33歳となっている。まだプレイ可能な年齢だが、パフォーマンスが落ちている可能性はある。

しかし心配はない。タミー・エイブラハムとドミニク・カルバート・ルーウィン(いずれも29歳になる)、アーセナルで成長してほしいエディ・エンケティア(27歳)、同じくアーセナルのフォラリン・バログンは25歳になっている。この世代が成長してくれれば大きい。

そして最も期待されるのがマンUのメイソン・グリーンウッド。すでに才能が爆発し始めているが、5年後に25歳を迎えるグリーンウッドはケインをも超える世界最高のFWになっている可能性がある。

同メディアもグリーンウッドがセンターフォワード1番手になっているはずと見ており、エンケティアやバログンと合わせてセンターフォワードも期待できるポジションだ。

今の新・黄金世代は2026年に最強チームとなれるのか。来年のチームも期待だが、5年後が真の優勝候補か。

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