ケイン獲得失敗がマンCの来夏に生きる? ライバル減ったハーランド争奪戦

ハーランドはどのクラブに獲得されるのか photo/Getty Images

獲得できればストライカーには困らないか

今夏に大型補強を画策していたマンチェスター・シティだが、FWハリー・ケインの獲得に失敗してしまった。合意となったのはジャック・グリーリッシュのみで、移籍金は約150億円と言われている。

英『Manchester Evening News』によれば選手売却が進んでおり、約77億円の利益が出たようだ。その費用をグリーリッシュ獲得に充てたとされており、今夏の移籍での支出は約70億円に抑えられている。更にケイン獲得資金も余っており、来夏の移籍市場で大型補強を行う可能性があると報じている。そのターゲットはボルシア・ドルトムントのFWアーリング・ハーランドだ。

21歳と非常に若い選手でありながら、既にワールドクラスのストライカーであるハーランド。今夏での移籍が取りざたされていたが、残留するようだ。来夏には契約解除金に設定されている約97億円を支払えば獲得できると言われている。今夏にケインへ倍以上の移籍金を用意していたマンCとしては簡単に出せる金額だ。また、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドは今夏でストライカーを獲得しており、来夏の争奪戦に参加する可能性は低い。ライバルとなるのは、やはりパリ・サンジェルマンやレアル・マドリードあたりか。

マンCとしてはぜひとも獲得したい人材だ。現状ではフェラン・トーレスが9番のファーストチョイスだが、まだ若くストライカーとしての経験は浅い。彼に続く選手としてリアム・デラップがいるが、彼もトップチームでの経験が少なく、CLタイトルを目指すチームとしてはストライカーの選手層が非常に薄い。両者の今季の成長に賭けるにしても、確実性の高いハーランドは欲しい。

このように来夏でワールドクラスのストライカー獲得のチャンスがあるマンC。今夏の移籍市場の動きからも資金に余裕があることが予測できる。今季の結果次第ではあるが、ハーランド獲得に動くのかも知れない。

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