メッシ、C・ロナウド、ネイマールを支える“副官” 優秀すぎる脇役MF

ネイマールにとっても重要なディ・マリア(左) photo/Getty Images

ワールドクラスのチャンスメイカー

リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、ズラタン・イブラヒモビッチ。彼らスーパースターには偉大なる副官がいた。

この4人と一緒にプレイし、常にチャンスボールを供給し続けてきたのが現在パリ・サンジェルマンでプレイするアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアだ。

ディ・マリアはどのチームでも主役になれるだけの実力を備えているのだが、チームメイトが偉大すぎる。アルゼンチン代表ではメッシが主役であり、かつて所属したレアル・マドリードではロナウドがキング。パリでもネイマール、イブラヒモビッチらがスポットライトを浴びてきた。

4人とも超がつくスーパースターだが、ディ・マリアのサポートがあったことを忘れてはならない。ディ・マリアは豊富な運動量に加え、シュートチャンスを提供する術に長けている。

パリに移籍してからもその能力は健在で、キーパス数(シュートへ繋がるパス)のデータは圧巻の一言。移籍初年度の2015-16シーズンにはチームトップとなる99本のキーパスを記録し、2016-17シーズンもチームトップの77本、2017-18シーズンはチーム第3位の51本だったが、2018-19シーズンは55本で再びチームトップ、2019-20シーズンもチームトップの78本、そして今季もここまでチームトップの43本を記録している。

アシスト数も今季はリーグ2位タイとなる6本を記録しており、ネイマールやキリアン・ムバッペ、マウロ・イカルディ、モイーズ・キーンらパリのアタッカー陣にとってディ・マリアの存在は非常に大きい。どうしても話題がネイマールとムバッペの2枚看板に集まってしまうが、ディ・マリアも相当な実力者だ。

アルゼンチン代表、レアル、パリと思うように主役になれないキャリアだが、どのクラブでもスタープレイヤーを支える副官として指揮官から信頼されてきた。今季もかなりのペースでキーパスを記録しており、このペースなら2015-16シーズンの99本に近づけるかもしれない(データは『WhoScored.comより』。

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