失敗補強と呼ばれた男が振り返る“加入1年目” マンU・中盤戦士の逆襲劇

今ではマンUにとって大きな戦力となっているフレッジ photo/Getty Images

加入初年度は苦しい時期を過ごすも

ブラジル産の小柄な中盤戦士にとって、マンチェスター・ユナイテッドに移籍した最初の1年は決して順調と言えなかった。しかし、オーレ・グンナー・スールシャール監督が辛抱強く出場機会を与えたことによって、この男はじわりじわりとチーム内での評価を高めている。MFフレッジのことだ。

2018年夏にシャフタールから移籍金5200万ポンド(当時のレートで約76億円)でマンUに加入したフレッジ。当初はその高額な移籍金もあって、活躍できなかった初年度には“失敗補強”の烙印を押す人も多かった。しかし、翌2019-20シーズンにフレッジはその汚名を返上。彼は中盤のダイナモとして、大変貌を遂げたのだ。今ではマンUの重要な戦力となっており、この2年間は自信を持ってプレイしているように見える。

しかし、やはり厳しい時間を過ごした最初の1年間は、フレッジにとって苦い思い出となっているようだ。辛い状況でも努力を継続することで周囲の雑音を振り払ったという同選手だが、ブラジル『Globo Esporte』にて彼は当時を次のように振り返る。

「最初のシーズンは非常に困難だったよ。僕に限らず、多くの選手がこれには苦しんでいると思う。もちろん、移籍金の大きさも僕が苦しんだ理由の一つだね。周囲からの期待はひしひしと伝わってきた。うまくプレイできないと、とても辛辣な批判を浴びるんだ。それでもモチベーションを落とすことなく、僕は働き続けることができたけどね。とにかく最善を尽くそうと努力したのさ。他の選手も真似をしてほしい。周囲から批判を受けるほどに、その選手は努力を継続しなければならない。今の僕がここにいるのも、一夜限りではない努力のおかげなんだ」

移籍初年度はチームの戦力となれていないことに、フレッジ自身も不安を感じていたという。やはりその高額な移籍金も、彼にとっては大きなプレッシャーとなっていたようだ。しかし、弛まぬ努力でそんな逆境を打破することに成功した同選手。フレッジの評価逆転は、似た境遇に置かれている世界中の選手たちに大きな勇気を与えたはずだ。

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