レヴァンドフスキに挑む19歳 新鋭FWがハイレベルすぎる競争に殴り込む

バイエルンのザークツィー photo/Getty Images

レンタル移籍失敗もバイエルンでの躍動誓う

昨季ドイツ王者で頭角を現した19歳の新鋭ストライカーは最終的に今夏チームにとどまることとなったが、はたして彼は激しいポジション争いをどう戦っていくのだろうか。バイエルン・ミュンヘンに所属するU-21オランダ代表FWジョシュア・ザークツィーが、自身のこれからについて語っている。

ユース時代から得点を量産し、昨季ついにトップチームでの出場機会を得たザークツィー。同選手は身長193cmと恵まれたサイズを誇り、繊細な得点感覚や足元の技術にも長けた万能型と言えるストライカーだ。昨季はデビューシーズンながら公式戦12試合に出場し、4ゴール1アシストという成績を残している。まだ10代のストライカーとしては十分すぎる成績を残したと言っていいだろう。

しかし、それでも今季ザークツィーがバイエルンで安定した出場機会を得られる保証はない。同クラブのセンターフォワードには、昨季驚異のシーズン55得点を記録した絶対的エースであるポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキがいる。さらに今夏移籍市場でバイエルンは同ポジションにカメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ・モティングを補強。ザークツィーのプレイタイムは増えるどころか、逆に減少してしまう可能性も高くなっている。

そんなチーム事情も考慮し、今夏ザークツィーはレンタル移籍での武者修行という道を模索していたとされる。だが、結果的にはどことも交渉がまとまらないまま移籍市場の閉幕を迎えることとなってしまった。ザークツィーとしては、少し予想外な事態に陥ってしまったと言っていいだろう。とはいえ、そうなってしまったものは仕方がない。ライバルは強力でも、この19歳は気持ちを切り替え果敢に先輩たちへ勝負を挑む心構えのようだ。蘭『AD』に対して、同選手は移籍市場の舞台裏についても触れながら次のように語っている。

「残念ながら、デッドライン・デイには十分な時間がなかったんだ。非常に難しい話だったね。今はまだバイエルンに留まることとなっているけれど、将来何が起こるかはわからない。正確なことは誰にもわからないんだ。それに、僕はここでうまく成長できると思っているよ。それほどプレイタイムを得られないなんて、誰が言ったんだい? 本当にうまくやれば、僕はここにずっといることができる。もし躓いたとしても、まだ冬の移籍市場があると考えれば気が楽だよ」

レンタルで他クラブへ移籍できなかったのは残念だったが、今はバイエルンで出場機会を伸ばすことに集中しているとザークツィー。本人の言う通り、もしうまくいかなくても冬の移籍市場で仕切り直すことは可能だ。それだけに、30代のライバル2人に胸を借りるつもりでポジション争いに飛び込んでみるのが現時点での正解かもしれない。

まだ19歳ながら、バイエルンで熾烈な定位置争いに加わることとなったザークツィー。はたして今季、彼はドイツ王者でどれほどのプレイタイムを得ることができるのだろうか。若手ストライカーの奮闘には今後も注目だ。

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