マンUとはすでに大筋合意か
大型センターバックは再び“永遠の都”へと帰還を果たすのだろうか。昨季イタリアの地でトップフォームを再発見した身長192cmの守備者がASローマに帰ってくることとなりそうだ。
その大型センターバックとは、マンチェスター・ユナイテッドに所属するDFクリス・スモーリング。赤い悪魔でこそなかなか思うような時間を過ごせていなかったものの、同選手は2019-20シーズンに再起を図るためレンタル移籍したローマで躍動。公式戦37試合に出場し、守備陣の中心としてジャッロロッシの最終ラインを支えた。
そんな活躍もあり、レンタル期間を終えた後にローマはスモーリングを完全移籍で獲得するために今夏交渉を開始。しかし、これまでマンU側とは条件面で折り合いがつかず取引は停滞していると現地メディアによって伝えられていた。
しかし、マーケット閉幕が目前に迫った今、ようやくこの取引がまとまる可能性が浮上したと伊『carciomercato』が伝えている。同メディアによると、両クラブは現地時間2日にローマで行われた会談にて、1500万ユーロ(約18億5000万円)の移籍金でスモーリングを完全移籍させる方向で合意したという。残すは契約に関する詳細を詰めるだけとのことだ。
パウロ・フォンセカ監督の下で今季は若い3バックを軸にシーズンをスタートさせたローマだが、そこに30歳の頼れるフィジカルバトラーが加わることとなるか。名門復活のためにも、スモーリングの獲得はジャッロロッシにとって追い風となるはずだ。