すでに35歳を迎えているベテランDFだが、彼はプレミアリーグの舞台でもう一花咲かせることとなるのだろうか。今季終了後、契約満了に伴いパリ・サンジェルマンを退団したブラジル代表DFチアゴ・シウバのチェルシー加入が近づいている。
今季チャンピオンズリーグで決勝に進出したPSGの守備陣を、優れたリーダーシップで統率したT・シウバ。加入となれば、今季ディフェンス面に不安を抱えていたチェルシーにとっては大きな補強となるだろう。しかし、その一方でやはり気になるのは彼の年齢だ。すでに35歳を迎えている同選手があと何年トップレベルで戦えるかは未知数。いくらフリーで獲得できるとはいえ、若返りを成功させたチェルシーに必要な選手なのか。現地ではそんな声も小さくはない。
だが、かつてバルセロナなどで活躍した元ブラジル代表MFリバウド氏は、T・シウバがその高齢というハンデをも補って余りある恩恵をチェルシーにもたらすはずだと主張。同氏はブラジルの同胞に関して次のように自身の見解を述べている。英『sportskeeda』が伝えた。
「チアゴ・シウバはチェルシーと2年契約を交わす目前まできていると言われているね。彼は世界でも屈指の経験豊富なセンターバックだから、チェルシーでも素晴らしい仕事をすると確信しているよ。もう35歳だが、彼はまだチームに多くのものをもたらすと思う。ランパードの分身として、ピッチ上で指揮も執ってくれるはずだ」
「近頃のサッカー界では30代後半までプレイを続ける選手というのは珍しくない。私もそうだったようにね。シウバのその良い例の一つとなるはずだ。フィジカルコンディションさえ整えば、36,7歳でも最高のパフォーマンスを提供できるということを彼は証明するはずさ」
35歳という年齢も気にならないほど、T・シウバはチェルシーに貢献を果たしてくれるはずと述べたリバウド氏。はたして、35歳のベテランDFは新天地でその期待通りのパフォーマンスを披露することができるのだろうか。経験豊富な男の大活躍をチェルシーは望んでいる。
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