昨季までは海外組の中で最も安定している日本人選手と評判だった男の影が少し薄くなってしまっている。
仏『lephoceen』が注目しているのは、マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹のことだ。
フランスのリーグ・アンはパリ・サンジェルマンの支配が続いているものの、マルセイユは同国を代表する名門クラブの1つだ。そこでサイドバックのポジションを守り続けてきた酒井は、現地でも高い評価を得てきた。
ところが、徐々に28歳のブナ・サールが右サイドバックとして伸びてきた。酒井よりも攻撃自慢であるサールがポジションを掴むようになり、今季は少しばかり酒井の影が薄くなってしまったのだ。
ただし同メディアは、今でも酒井の能力を高く評価している。いかなるアタッカーにも対応できるだけのスピード、サイドバックとしては大柄なサイズを活かした空中戦の支配など、能力が衰えたわけではない。そうした強みを活かし、来季酒井が立ち位置を挽回できるか気にかけているわけだ。
もう1つ残念なのは、酒井にとって右サイドの相棒だったFWフロリアン・トヴァンが怪我で今季を棒に振ったことだ。昨季はリーグ戦にて16得点8アシストと大暴れしていたのだが、今季は怪我の影響でトヴァン&酒井の右サイド黄金タッグを見ることができなかった。
酒井とトヴァンが揃って来季再び活躍できるかは注目ポイントの1つだろう。
サポーターも酒井の能力を評価しているのか、実に70%の人が来季は定位置を確保できるはずと答えている。DFではボローニャでプレイする冨安健洋の話題が多くなっているが、日本人右サイドバックNo.1は自分だと酒井は証明できるのか。来季の奮闘に期待だ。
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