強いマンチェスター・ユナイテッドが戻ってきたのだろうか。1月27日のFA杯4回戦・トレンメア戦よりスタートした無敗記録は、ついに二桁10試合に達した。
9日にはライバルのマンチェスター・シティをも2-0で撃破したが、マンUはどう変わったのだろうか。英『90min』は「マンUがカムバックした理由が3つある」とリストアップしている。
1.ブルーノ・フェルナンデスの加入
これは外せないだろう。今冬にスポルティング・リスボンから加わったフェルナンデスは、すっかり攻撃の中心となっている。チャンスメイクからフィニッシュまでこなすことができ、得点を奪えるMFであることを早くも証明した。ここまでの活躍だけを見れば、獲得は大正解だったと言っていい。
シーズン途中からの合流となる冬の移籍は難易度が高いと言われるが、フェルナンデスは驚くほどスムーズにフィットした。これがマンUに勢いを与えたのは間違いない。
2.システムのフィット
同メディアは、3バックと4バックの巧みな使い分けも評価している。ともに2-0で勝利した先日のマンC戦、2月17日のチェルシー戦では3バックを軸に戦い、チーム全員でハードワークするスタイルで勝利を手にした。同メディアも3バックでの守備の安定感を高く評価しており、強敵相手に3バックで待ち構えるスタイルが定着してきたのは大きいか。
元よりカウンターアタックのスピードは世界レベルと評価されてきただけに、ここにマーカス・ラッシュフォードが戻ってくれば面白い。
3.ネマニャ・マティッチの復活
意外なポイントかもしれないが、同メディアは31歳のビッグマンMFマティッチの貢献もマンU復活の理由に挙げている。プレミアでの経験が豊富なマティッチは、中盤で守備を引き締めることができる選手だ。今季はポジションを失ったり、怪我で離脱している期間があったが、今はフレッジらと強固な中盤を形成している。
今季マティッチは全てのコンペティションを含めて22試合に出場しているが、そのうち14試合でクリーンシートを達成している。フェルナンデスの攻撃性を活かすうえでマティッチやフレッジ、スコット・マクトミネイらファイターの働きは欠かせない。
マンUが目指すはトップ4入りで、今はその可能性が見えてきている。この無敗進行はどこまで続くのか。ヨーロッパリーグ・べスト16のLASKリンツ戦を挟み、15日にトッテナムとのビッグマッチを戦う。
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