不振の陥る古巣へアドバイスを送ったOB
今夏の移籍市場で、念願であったDFの補強に成功したマンチェスター・ユナイテッドだが、いざ新シーズンが始まってみると、今季も苦しい序盤戦となっている。復活を目指すマンUに足らないものは何なのか。同クラブの0Bであるガリー・ネビル氏が、古巣へアドバイスを送った。
8月11日に行われたプレミアリーグ開幕戦で、チェルシーを相手に4-0の快勝を収め、最高のスタートを切ったマンU。この勢いそのままに、名門復活へ向けて快進撃を見せるかと思われた。しかし、その後は思うように勝ち点を積み上げることができず、第6節終了時点で2勝2分2敗。チェルシー以外のBIG6とはまだ対戦していないが、現在8位に沈んでいる。
そんな中、第6節ウェストハム戦(0-2)後にインタビューに応じたネビル氏。古巣について「決して驚かないでくれ。このチームは準備ができていない。このチームに関して、多くの痛みを伴う可能性がある。実際に、今日の試合でも痛みを伴った。彼らにはやる気が感じられない。相手に自信を与えるだけだ」と語った。英『METRO』などが伝えている。
そして「私は決してパニック状態ではないよ。彼らはデ・ヘアやマグワイアと一緒にプレイできる5名以上の選手を、迅速かつ効率的に準備する必要がある。2名のMFに、前線で運ぶことができるストライカー、ワイドでプレできる選手、左サイドバックだ。彼らが望むものを彼ら自身が理解しているはずだし、ファンも同じく理解していると思う」と話している。
さらに、ネビル氏はここ数シーズンなかなか補強ができなかったDF獲得の件を皮肉っているのか、「必要な選手を見つけるのに、18ヶ月もかかる場合があるからね」とのコメントも残した。移籍期間が影響しないフリーの選手を獲得するのも一つの手だが、はたしてマンUはこの不振から脱却することができるのか。