今季からリヴァプールに加入し、チームのチャンピオンズリーグ制覇に多大な貢献を果たしたギニア代表MFナビ・ケイタ。ドイツのライプツィヒからやってきた男は、そのハードワークと類まれなる攻撃センスで相手にプレッシャーを与え続けた。加入初年度の働きぶりは十分だったと言えるだろう。
そんなケイタは今季がプレミア初挑戦だった。ライプツィヒで主にプレイメイカーを務めていたこともあり、様々な役割を求められるリヴァプールでのプレイに初めは戸惑いもあったという。しかし、ユルゲン・クロップ監督のおかげで彼はチームにうまく順応することができたようだ。英『Liverpool Echo』によると、ケイタは次のように語っている。
「今季の目標はチームとプレミアリーグに適応することだったよ。ドイツとイングランド、ライプツィヒとリヴァプールでは、僕の役割に大きな違いがあったんだ。でも、クロップは選手の扱い方を知っている。彼はピッチ内外でみんなと話し合い、選手が上達するのを助けてくれるんだ。そして、プレイヤーはピッチの上で最大限のパフォーマンスを披露するのさ。サラーとマネの成長を見ればわかるだろう? 僕は来季も彼と一緒に仕事がしたいね。プレミア優勝を成し遂げて、チームを今まで以上にサポートしたいんだ」
さすがは欧州屈指のモチベーターとして知られるクロップといったところか。一歩間違えればケイタのような万能タイプは、器用貧乏の選手にもなりうる。それだけに、選手一人ひとりに対してのケアを怠らないそのコミュニケーション能力は、もっと注目されるべきではないだろうか。ここまで選手をやる気にさせる指揮官は、世界中見渡してもそうはいないはずだ。
選手から称賛の声が続々と届くクロップ。はたして、来季は強固な信頼関係を築く選手たちとともに悲願のプレミア優勝を成し遂げることができるのだろうか。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)
最新号は、現在熱い戦いが繰り広げられているコパ・アメリカ完全ガイド!
以下のリンクから無料配信中です
http://www.magazinegate.com/maga_info.php?seq=356/