バイエルンの未来を背負うマイ、エビナら5人 プレシーズンで注目

バイエルンのルーカス・マイ photo/Getty Images

ニコ・コバチはどう育てる?

ロシアワールドカップも終盤戦に突入し、徐々に始動するクラブチームの話題も聞こえてきている。プレシーズンは若手選手にとってアピールの場となり、ビッグクラブに所属する10代の選手は大いに燃えていることだろう。

ブンデスリーガ公式が注目しているのは、バイエルンに所属する5人の若者だ。バイエルンはドイツ代表を中心に多くの選手をワールドカップへ送り出しており、プレシーズンでは若手に出番が回ってくることになるだろう。新指揮官ニコ・コバチの下で世代交代を進めていくためにも、彼らがどういったパフォーマンスを見せてくれるのか要注目だ。

1.レナト・サンチェス(MF/20歳)
まず同サイトが真っ先に注目選手として挙げたのはポルトガル人MFレナト・サンチェスだ。2年前のEURO2016で最優秀若手選手に選ばれたサンチェスは、本来ポルトガル代表の一員としてワールドカップを戦っているはずだった。しかしEURO2016後に加入したバイエルンでは出番を失い、レンタル移籍したスウォンジーでも振るわなかった。新シーズンはバイエルンに復帰すると見られており、もう1度特別な才能を持つ選手であることを証明したい。

2.ルーカス・マイ(DF/18歳)

今年4月にブンデスリーガデビューを果たしたばかりのマイは、クラブも期待する2000年生まれのDFだ。バイエルンはマッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテング、ニクラス・ズーレとドイツ代表にセンターバック3人を送り出しており、同サイトはプレシーズンでマイにチャンスが訪れると見ている。

3.クリスティアン・フリュトル(GK/18歳)

ベテランの域に入ってきたマヌエル・ノイアーの後継者になれるだろうか。190㎝を超えるサイズを誇るフリュトルに同サイトは期待をかけている。2017-18シーズンはノイアーがシーズンのほとんどを棒に振り、スヴェン・ウルライヒが代役を務めてきた。迫るプレシーズンのインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)ではウルライヒとフリュトルがGKを務めていくと予想されている。

4.フランク・エビナ(MF/18歳)

7月に18歳になったばかりのエビナもマイと同じく4月にデビューを果たした選手だ。アンダー世代の代表ではドイツを選択しているようだが、カメルーン出身の選手だ。主にウイングのポジションで活躍する選手で、同サイトはスピード、パワー、スキルとあらゆる能力があると称賛。パワフルなプレイから「バイエルンのフッキ」と呼ばれているところがあるようだ。

5.メルタン・シャバニ(MF/19歳)

マイ、エビナと同じく4月にデビューし、5月にクラブとプロ契約を結んだシャバニも注目選手だ。攻撃的MFの位置でプレイする選手で、7歳からバイエルンの下部組織でプレイしている。ハサン・サリハミジッチSDもシャバニの能力を高く評価しており、来季はチャンスを増やしていきたいところだ。


マイ、エビナ、シャバニは今年4月のフランクフルト戦に揃って先発し、4‐1の勝利に貢献している。バイエルンで定位置を確保するのは容易ではないが、彼らのプレイをコバチはフランクフルトの指揮官として生で見ている。若手育成に定評のあるコバチが彼らをどう育ててくるのか楽しみだ。

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