イニエスタ、メッシ以上の存在感か
アンドレス・イニエスタ、ジェラール・ピケ、リオネル・メッシ。バルセロナには欠かすことのできないクラブの哲学を知るキープレイヤーが数名いるが、中でも最も欠かすことのできない存在なのがMFセルヒオ・ブスケッツではないだろうか。
中盤ではイニエスタの代役を今冬に加入したフィリペ・コウチーニョが務められるが、今のところブスケッツの代わりを完璧にこなす選手は見当たらない。幸いブスケッツは今季も長期離脱することなくプレイを続けていたのだが、先日のチェルシー戦で右足小指を負傷。3週間ほど離脱することとなった。
米『ESPN』によると、指揮官エルネスト・バルベルデはブスケッツの穴埋めがかなり難しい作業だと認めている。なぜならブスケッツがアンカーのポジションでは現世界最高の選手だと考えているからだ。
「カードトラブルを除けばブスケッツを欠くのはこれが初めてだろう。我々には彼の穴を埋められる選手がいる。ラキティッチもアンカーを上手くこなすし、他にも選手はいる。だけど、私はセルヒオがこのポジションにおいて世界最高の選手だと思っている。彼の代わりをするのは簡単なことではないよ」
アンカーはバルセロナのフットボールにおける心臓で、これまで何人もの選手を試してきた難しいポジションだ。ジョゼップ・グアルディオラが指揮官に就任して以降はブスケッツが不動の存在だっただけに、その選手を欠いて戦うのは非常に難しい。今回はそれほど長い離脱にはならないことが幸いしたが、バルセロナが最も代わりを見つけるのに苦労するのはブスケッツなのだろう。