再びCL優勝候補へ
欧州最強の守備が戻ってきたといったところだろうか。2018年に入ってからユヴェントスがますます堅いチームになっている。
元よりユヴェントスは守備が堅いことで有名なチームだが、年明け以降は僅か3失点しかしていないのだ。その3失点はチャンピオンズリーグ・トッテナム戦の2試合で喫したもので、国内リーグではまだ失点がない。コッパ・イタリア準々決勝・トリノ戦、準決勝・アタランタ戦(ホーム&アウェイ1試合ずつ)でも失点がないため、国内の戦いでは現在11試合連続でクリーンシートを達成していることになる。
もちろん国内の戦いで年明け以降失点のないチームなど存在せず、伊『Gazzetta dello Sport』はマンチェスター・シティやバルセロナを抑えて欧州最高の守備記録と伝えている。今季前半戦はジェノアに2失点したり、6得点を奪ったウディネーゼ戦でも2失点するなど不安定なところもあった。それが今は修正されている。
攻撃面でもFWパウロ・ディバラに得点が戻ってきており、再びチャンピオンズリーグ優勝候補に名乗りを上げたと言えるだろう。今季はマンCやパリ・サンジェルマンらが優勝候補と呼ばれ、昨季ファイナリストのユヴェントスの存在感がやや薄れていた。しかしトッテナムを下してベスト8に入り、国内でも無失点を維持していることを考えれば優勝候補に入るのは妥当だろう。