PSGの強力攻撃陣で”7番手”になってしまった男 「未だになぜプレイできなくなったのか理解できない」

トッテナムに移籍したルーカス photo/Getty Images

ネイマール、ムバッペの加入で状況が変化

昨夏にネイマールとキリアム・ムバッペを加えたパリ・サンジェルマンは大きく変わった。前線は異常なほど豪華になり、ユリアン・ドラクスラーやアンヘル・ディ・マリア、ハビエル・パストーレといった才能ある選手たちでもバックアッパーに回らなければいけないような状況だ。その影響を最も受けたのがFWルーカス・モウラだった。

ルーカスは今冬に出場機会を求めてトッテナムに移籍する決断を下したが、今季前半戦はルーカスにとって非常に辛い時間となっていたようだ。スペイン『MARCA』によると、ルーカスはなぜ突然プレイタイムが与えられなくなったのか戸惑ったと悪夢の半年間を振り返っており、キャリアでも最悪の時間だったと語っている。

「未だになぜプレイできなくなったのか理解できないよ。なぜなら昨季の僕はベストな状態にあったからね。チーム内で2番目に得点が多かったし、多くのアシストも決めた。最も多くの試合で起用されていたのに、今季がスタートするとプレイできなくなった。こうしたことが起きれば、残留するのは不可能だ。だって選手はプレイしないといけないのだからね。僕はトレーニングも一生懸命取り組んでいたけど、プレイできなかったんだ」
ルーカスは昨季53試合に出場して19得点を挙げている。これはキャリア最高の数字だ。25歳と成熟してくる年齢でもあり、ほとんど出場機会を与えないPSGの判断は驚きだった。ルーカスはトッテナムで悪夢を振り払おうと燃えているが、PSGを後悔させるほどのパフォーマンスを見せられるだろうか。

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