監督交代は必至か
今季のプレミアリーグ第29節終了時点で6位(勝ち点45)に留まっているアーセナル。4位トッテナムとの勝ち点差が13にまで開くなど、2季連続でUEFAチャンピオンズリーグの出場権を逃す可能性が高まっている。
アーセン・ヴェンゲル監督の去就問題に揺れている同クラブだが、今季は例年以上に深刻な状況と言えるだろう。1シーズンもたずしてマンチェスター・ユナイテッド指揮官の座を追われたデイビッド・モイーズ監督の戦績と比較したところ、同監督は2013-2014シーズンのプレミアリーグ29試合消化時点で勝ち点48を獲得。この数字は現在のアーセナルの勝ち点を上回っている。また、モイーズ監督が同シーズンのリーグ戦で4連勝を記録した一方で、ヴェンゲル監督は今季の同リーグで現在3連勝が最長と、連勝記録でもモイーズ監督を下回っている。
マンチェスター・ユナイテッドは前述の成績不振を受け、モイーズ監督との6年契約を破棄するというドラスティックな人事に打って出た。長きにわたりアーセナルの発展に寄与してきたヴェンゲル監督だが、今季が引き際なのかもしれない。