過大評価と言われた男が”ジェラード級”とまで評価上昇 コウチーニョ退団でチェンバレンの存在感大きく

存在感増すチェンバレン photo/Getty Images

アンリ、ネビルらは移籍金が高いと批判していたが……

昨夏リヴァプールがアーセナルMFアレックス・オックスレイド・チェンバレン獲得に4000万ポンドの移籍金を支払った時、イングランド国内では過大評価されているとの意見が多かった。実際チェンバレンは若い頃から才能を評価されていたが、アーセナルで絶対的な地位を築いたわけでもなく、得点数もそれほど多くなかった。4000万ポンドが高額との意見が出るのも頷ける。

しかし、今では批判的な意見は沈静化してきている。今節のニューカッスル戦では中盤でボールを拾ったところからダイナミックなドリブルでボールを運び、モハメド・サラーに完璧なタイミングでスルーパスを通して得点をアシストしている。今冬にフィリペ・コウチーニョがバルセロナに移籍したこともあり、チェンバレンの重要性が以前より高まっているのは間違いない。

今季前半戦には元アーセナルFWティエリ・アンリ氏、さらにイングランド代表でアシスタントコーチを務めた際にチェンバレンを見ているガリー・ネビル氏の2人もリヴァプール移籍に疑問を呈していたのだが、チェンバレンはそうした外野の意見を気にしていなかったようだ。
「2人がそういうコメントをしていたのは知っているよ。一緒に働いた人からそういうことを聞くのは良いことではないけどね。僕は彼らと一緒に働いたし、彼らには彼らの意見がある。でもそれに僕が動揺することはないよ」

英『Daily Mirror』はニューカッスル戦で見せたダイナミックな攻め上がりとサラーへのアシストがクラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードのようだったとまで表現しており、チェンバレンの評価は驚くほど上がっている。以前から才能は確かと言われていただけに、それがユルゲン・クロップの下で完全開花へ近づいているのかもしれない。

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