スペインの”新皇帝”にまさかのブレーキ! 再びBBCの陰に隠れはじめた天才

プレイタイムが減少するイスコ photo/Getty Images

代表監督も心配

驚くほどのアップダウンの激しさだ。昨季大絶賛されたレアル・マドリードMFイスコが再び苦しい状況に立たされている。

昨季イスコはバックアッパー要員の立場から抜け出し、チームにとって必要不可欠な存在になったはずだった。スペイン代表でも新たなキングとなり、イスコを中心に攻撃が動き始めていたのは間違いない。しかし、クラブではガレス・ベイルが復帰して以降プレイタイムが減っている。

スペイン『MARCA』も何かがおかしくなってきているとイスコの現状を伝えており、天才魔術師にとって苦しいシーズンとなっている。もちろんイスコだけが悪いということはないが、イスコは今季チームが記録した数少ない大勝劇にあまり絡めていない。
例えば5-0で勝利した12月のセビージャ戦は後半31分からの途中出場に留まり、7-1で大勝した前節のデポルティーボ戦と4-1の今節バレンシア戦には出場していない。一方で1-2でまさかの敗戦を喫したスペイン国王杯準々決勝2ndレグ・レガネス戦には出場しており、どこか印象が悪くなってしまっている。

スペイン代表を指揮するフレン・ロペテギはイスコと同じくプレイタイムが減少しているMFマルコ・アセンシオも含め、「私は彼らが再びプレイすると確信しているが、マルコとイスコが十分にプレイしていないことを心配している」とコメントしている。新生スペイン代表を引っ張る2人になると期待されていただけに、急ブレーキがかかってしまったのは残念だ。ロシアワールドカップにも悪影響を与える可能性がある。

両者とも才能に疑いの余地はないが、もう1度BBCの牙城を崩せるのか。昨季築いた評価が再び変わろうとしている。

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