4か月前とは状況が逆転 クラシコはバルサ優位か「選手は同じだが、チーム状況はまるで違う」

23日のクラシコ迫る photo/Getty Images

4か月前はレアルが圧倒したが……

今から約4か月前、レアル・マドリードとバルセロナの間には大きな差があるように見えた。リーガ・エスパニョーラ優勝チームとスペイン国王杯優勝チームが対戦するスーペルコパで、レアルがバルセロナを2戦合計5-1と粉砕したのだ。バルセロナは本拠地カンプ・ノウでも敗れ、レアルは期待の若手MFマルコ・アセンシオが躍動するなど最高の形でライバル撃破に成功した。この一戦から今季もスペインを支配するのはレアルと感じた人も多かったのではないか。

ところが、今では状況が変わっている。レアルはリーグ戦で大きく躓き、一方のバルセロナは16試合を消化した時点で未だに無敗を維持して首位に立っている。両チームの勝ち点差は11も開いており、開幕前の予想とは大きく異なる展開だ。スペイン『MARCA』は「バルセロナの選手は同じだが、チーム状況はまるで違う」と驚きをもって取り上げており、23日に行われるクラシコではバルセロナ優位との見方も多い。

最も大きな変化はFWネイマールの退団だろう。MSNは崩壊してしまったが、中盤を厚くするシステムに変えたことで攻守のバランスが安定。今季は失点数もここまで僅か7点と少なく、ネイマール退団でチームはポジティブな方向に変化している。左サイドバックのジョルディ・アルバも前線に顔を出す機会が増えており、MSNが崩れても攻撃の質は決して落ちていない。
今回のクラシコでバルセロナが勝利すれば、今季のリーグチャンピオンは決まったと考えていいかもしれない。今のバルセロナを崩すのはかなり難しいミッションに思えるが、レアルはバルセロナに初の黒星をつけられるか。

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