今や”ファギー・タイム”はマンCのもの? 3試合続けての土壇場勝ち越しゴールに英紙も脱帽

決して諦めなかったマンC photo/Getty Images

終盤に試合を決める勝負強さ

現在マンチェスター・シティはプレミアリーグの首位を快走しているが、今週の戦いはどれも楽なものではなかった。

11月26日のハダーズフィールド・タウン戦ではオウンゴールから先制を許し、その後セルヒオ・アグエロのゴールで同点に追いついたものの、終盤まで1‐1の状況が続く嫌な展開に。それを救ったのはFWラヒーム・スターリングで、後半39分に決勝ゴールを決めて何とか勝利を手にした。

続く29日のサウサンプトン戦も終盤まで1‐1で試合は進み、このまま終了かと思われた後半ロスタイムにドラマがあった。またもスターリングが右足で美しいシュートを決め、土壇場で勝ち越し。さらに3日のウェストハム戦も先制を許す苦しい展開だったが、後半38分にダビド・シルバが必死のゴールを決めて2-1で勝利。3試合とも終盤に決勝点をもぎ取る結果となり、勝ち点を落としても不思議はない展開だった。これまで爆発的な攻撃力を武器に相手を圧倒していたマンCとしては美しくない勝ち方かもしれないが、英『Daily Mail』はこの3試合が非常に大きいものだったと称賛している。
かつてマンチェスター・ユナイテッドやエヴァートンでプレイしたフィル・ネビル氏は「グアルディオラがシティの監督になってから最高の1週間だったと思う。彼らには信念、諦めない能力がある」と最後まで戦う姿勢を絶賛。

かつてはマンUが試合終了間際に劇的なゴールを決めることが多く、この時間帯はファギー・タイムと呼ばれていた。しかし同メディアは「今ではマンCがマンUになった」と伝えており、昔のマンUを見ているかのごとくグアルディオラのチームは勝負強い。

こうした苦しい試合で勝ち点3を拾えるチームこそ真の強者であり、マンCが首位を独走している理由だ。

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