イタリアサッカー連盟のタベッキオ会長、辞任を表明 苦し紛れの暴露も……

辞任を表明したタベッキオ氏 photo/Getty Images

ヴェントゥーラを監督に選んだのはリッピ氏

イタリアサッカー連盟(FIGC)は20日、会長を務めていたカルロ・タベッキオ氏が辞任を表明したと発表した。なお、90日以内に新会長を任命する選挙を行う予定とのことだ。

先日行われたスウェーデン代表とのロシアW杯・欧州予選プレイオフで敗れ、60年ぶりにW杯予選で姿を消すこととなったイタリア代表。今回の結果を受けて、FIGCは指揮官を務めていたジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督を15日に解任していた。さらに、指揮官を招へいした会長らの責任を問う声も挙がっていたが、20日に行われた会合でタベッキオ会長は自らその職を降りることとなった。

その後、記者会見へ出席したタベッキオ氏は「4名の監督候補がいた中で、ヴェントゥーラを監督に選らんだのはリッピなんだ。プライベートでのディナーの出来事だったから話すことはなかったがね」と明かし、ヴェントゥーラ監督を選択したのが2006年のドイツW杯でイタリア代表を世界一へ導いたマルチェロ・リッピ氏であることを暴露した。その上で「ヴェントゥーラの責任は私が負う。W杯出場を逃した代償は私が支払う。イタリア代表の選手たちは真面目に取り組んでいたし、W杯出場するに値してたと思う」とコメント。やはりタベッキオ氏の言葉を聞く限り、会長辞任は本望でははさそうだ。
はたして、次期会長は誰が務めるのだろうか。また、新会長、新指揮官のもとで、イタリア代表は復活を遂げることができるのか。

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