ナイジェリア代表メンバーの市場評価合計額はアフリカ2位の“3億3500万ユーロ”もあるが…… オシムヘンら巨大戦力でもW杯予選突破できず?

苦しい戦いが続くナイジェリア photo/Getty Images

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今月も南アフリカに勝ち切れずグループ3位に

いよいよナイジェリア代表が追い詰められてきた。2026ワールドカップ・アフリカ予選で低調なスタートを切っていたナイジェリアは、今月に行われたルワンダ戦こそ1-0で勝利したものの、首位・南アフリカとの直接対決は1-1と勝ちきれなかった。

この結果、ナイジェリアは勝ち点11でグループCの3位、2位は勝ち点14でベナン、首位は同17で南アフリカがキープとなり、ナイジェリアにとってはかなり厳しい状況だ。アフリカ予選は各グループ1位だけが出場権獲得となり、2位のうち成績上位4チームはプレイオフへ進むレギュレーションだ。残されたのは2試合で、ナイジェリアの逆転首位突破はほぼ不可能と言える。

選手の市場評価額で何かが決まるわけではないが、ナイジェリアは今も豪華なタレントを抱えている。データサイト『Transfermarkt』の紹介する市場評価額によれば、ナイジェリア代表メンバーはアフリカ予選参加チームの中で2番目に市場評価合計額が高いのだ。
その額は3億3500万ユーロで、最高額のモロッコ代表(3億5800万ユーロ)とそこまで変わらない。3位のセネガル代表は2億8600万ユーロとやや差がついているため、ナイジェリアは今もアフリカでトップクラスのタレント集団なのだ。

ややメンバーが前線に集中しているところはあるが、ナイジェリア代表最高額はガラタサライFWヴィクター・オシムヘンで7000万ユーロ、そこからアタランタFWアデモラ・ルックマン(6000万ユーロ)、ブレーメンFWヴィクター・ボニフェイス(4000万ユーロ)、フラムMFアレックス・イォビ(2800万ユーロ)、DFカルヴァン・バッシー(2500万ユーロ)、ノッティンガム・フォレストDFオラ・アイナ(2200万ユーロ)と続く。

いずれも欧州トップリーグで活躍する選手たちで、この戦力で予選を突破できないのは厳しいか。市場評価額だけでの判断は難しいが、トップのモロッコはグループEで7戦全勝、21ゴール2失点と圧倒的な戦いでワールドカップ出場権を獲得している。モロッコの戦いぶりは市場評価額にふさわしいものであり、ナイジェリアとは対照的だ。

ナイジェリアにもまだ希望は残っているが、来月のレソト、ベナンとの試合で状況を変えられるか。

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