プレシーズンマッチで、ニューカッスルはスコットランドのセルティックと対戦。セルティック・パークで行われたこの一戦は、ニューカッスルが0-4で敗れるという少々意外な結果となった。
しかし試合のスコア以上に注目を浴びた点があると『Daily Mail』は報じている。それはFWアレクサンデル・イサクの姿がなかったことだ。
ベンチにも入っていなかったイサク。おりしもリヴァプールからの関心が取り沙汰されているところで、ファンはやはりイサクが移籍するのではないかと考えたようだ。ニューカッスルのエディ・ハウ監督は試合後、イサクの不在について説明している。
「彼を家に帰すことを選んだのは私の決断だ。アレックスがプレイしないときにもっとも望まないのは、スタンドに座っている姿を監視されることだ。もし今日、彼がプレイしないのであれば、彼はここにいるべきではないと相互に同意した」
「私の決断だった。彼は私たちと一緒にグラスゴーに来たが、彼をめぐる憶測を考慮して帰国させることにした。ジョエリントンとイサクはふたりとも体調は良いものの、試合に出せる状態ではない。アレックスは練習を積んでいて問題はないが、彼を連れていくリスクを負いたくなかった」
「彼と(移籍について)話し合ったことはあるが、それは異常なことではない。選手のキャリア、そしてその短さについてはよくわかっているからね。アレックスは本当に素晴らしいプレイをしているし、トレーニングも本当にしっかりやっている。彼のまわりに騒ぎが起こるだろうことはわかっているよ」
「我々にはかけがえのない選手が何人かいる。トップクラスの選手を見つけるのも、獲得するのも、育成するのも本当に大変なことだ。だからこそ彼らを獲得したら、大切にしなければならない。もちろん彼をチームに残したいと切望しているよ。どの選手についても100%明確に説明することはできないし、私は絶対にそんなことはしない。アレックスはニューカッスルで幸せだ。選手たち、スタッフ、チームを愛している、としか言えない。彼と何か問題があったことは一度もないし、シーズン開幕時にはここにいてくれると確信している」
ハウおよびニューカッスルがイサクを手放したくないことは明白だが、ハウは含みを残したようなコメントを発しており、それはリヴァプールの関心がまだ終わっていないことを暗に示しているといえる。