バイエルンDFキム・ミンジェの復帰時期は7月半ば以降 クラブワールドカップ出場は絶望的

バイエルンのキム・ミンジェ photo/Getty Images

強行出場の代償

バイエルン・ミュンヘンの韓国代表キム・ミンジェのコンディションは、当初の予想以上に深刻な状態だったようだ。今シーズン序盤から左アキレス腱に痛みを抱えながら強行出場を続けてきた同選手は、ブンデスリーガでバイエルンが優勝を決めた後は公式戦には出場せず怪我の回復に努めていた。バイエルンとしては今月中に復帰し、FIFAクラブワールドカップ2025でキムを起用する予定だった。

しかし韓国メディア『Footballist』は、韓国内でキムが負傷箇所の診察を受けた際、左アキレス腱の炎症が悪化しているため少なくとも6月15日まで休養が必要との診断を受けたと報じ、大会への出場が微妙になったとの見方を示していた。

キムの復帰が遅れることはドイツでもニュースとして大きく扱われているが、これらの報道の中には同選手の今月中の戦列復帰は難しいとの報道も出ている。

ドイツ紙『Bild』によると、キムは左アキレス腱だけでなく左膝にも問題を抱えていて、膝の関節付近にガングリオンというゼリー状の腫瘍が溜まっていて、このため復帰時期は7月半ばから後半頃まで遅れる見込みであるという。

この『Bild』の見立てどおりの時期までキムが戦列復帰を果たせない場合、同選手はFIFAクラブワールドカップ2025どころか、その後の新シーズンに向けたプレシーズンの活動にも間に合わない。レヴァークーゼンからヨナタン・ターがフリー移籍で加わったとは言え、伊藤洋輝とダヨ・ウパメカーノが依然として怪我で離脱している中でキムも復帰が遅れるとなれば、バイエルンは守備陣に大きな不安を抱えて新シーズンを迎えることになる。

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