母への侮辱に中指を立てる ユナイテッド所属選手の行動が物議「後悔はしていない」

ユナイテッドでプレイするアマド Photo/Getty Images

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反応せずにいられなかった

マンチェスター・ユナイテッド所属のアマドが、マレーシアでのツアー中に見せた不適切なジェスチャーが波紋を広げているが、クラブはこれが「深刻な個人的侮辱」に対する反応だったと主張している。『BBC』が伝えている。

アマドは、ユナイテッドが滞在していたクアラルンプールのホテル周辺で、ファンに向けて中指を立てた様子が撮影され、その映像がSNS上で拡散された。これについてクラブ側は、母親を侮辱されたことが原因だったと説明。人種差別的発言ではなかったとしつつも、選手への個人攻撃があったとしている。

本人もX(旧Twitter)にて、「人々をリスペクトするけど、母を侮辱する者にはしない」と投稿。さらに「こんな反応をするべきではなかったが、自分の行動を後悔はしていない」と感情をあらわにした。
事件は、ユナイテッドの選手たちがチームバスに乗り込む場面で起きたとされ、母親への侮辱があった他に、一部のファンから「ディアロ」と呼ばれたことに反応したとの指摘もある。アマドはアタランタ時代に偽装書類と偽の親を使ってイタリアに入国したとされる事件に関与し、2021年にはイタリアサッカー連盟から4万2000ポンドの罰金を科されていた。この件以降「アマド」としてユナイテッドに登録している。

ユナイテッドは今回の東南アジアツアーで、ASEANオールスターズと香港と対戦し、1勝1敗で終えた。様々な問題が尾を引く中で、来季に向けてのチーム全体の士気が問われる状況となっている。


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